「じゃあジュンちゃん紹介するね」



ハルマは私が足を止めた事に気付かずそのまま話し続ける



私は慌てて残りの三段ぐらいを上ると



「こいつは暴走隊の幹部長のツカサ。」



やっぱりさっきの声は私の思った通りで

それはまぎれもなくツカサだった。



部屋に入った私をツカサは驚いたように見ると



「…ジュン!?」


持っていた煙草からぽとりと灰が床へ落ちた。




「え?何二人知り合い?」


ハルマは珍しそうにツカサを見てから私を見た



ハルマもツカサも驚いているみたいだけど

ハッキリ言って私だって驚いている。



「ツカサ風神だったの!?」