「着いたぞ。」



そう言って叩かれたオデコがヒリヒリする


「…んぁ?」




「重てぇ」



窓側にいたはずの私はいつの間にかレツに寄りかかって寝ていたらしく

顔を起こした私の前には不機嫌全開なレツ




「叩かなくても良いじゃん…」

しかも重てぇとか失礼!!女の子に向かって超失礼なんだけど!!!



「あ?」



凄く小さな声で呟いたはずなさのにレツには聞こえていたみたいで


私は急いで車の外へ出た。



溜まり場にはやっぱりヤンキー達が溜まっていて


私に気が付くと軽く会釈をした。



私も会釈をすると、少し前をあるいているハルマの所まで走って横を一緒に歩く



「どうしたのジュンちゃん?」



走ってきた私を不思議そうにに見るハルマ


「レツすぐ怒るね」


ハルマはクスクス笑うと

「あいつは短気だから、」



そう言って優しく笑った。