『ありがとう・・・・。』

「・・・。」

言葉と嘘と涙

いくつ言の葉を並べても・・。

偽りの言葉が出てくるだけ。

作られた言葉は直ぐに消えてゆく。

私の涙はもう色あせてしまって・・。

枯れた涙を流すばかり。

偽りの涙しか出ては来ない。

いくつもの嘘を並べれば。

その分胸は締め付けられる。

でも・・・今になってやめる事は出来無いの。

どうして?

何故でしょうね?

何も変わらないと思っていたはずなのに・・。

いつから私はこんなにもいろんなことに恐れをなして逃げるようになったのは・・。

いつからかしらね・・貴方に好きっといえなくなったのは・・。

ほんの一言言うだけなのよ?

なのに・・・その本の一言がとても勇気がいるの。

好きです

って言うだけの一言が・・。

いつからこんなに言葉を言うのに恥じらいを覚え・・・

怖さを覚え

勇気がいるようになったのかしら?

心の裏に潜んでいる

私の心の悪魔。

私を見つめるもう一人の・・・

私。

「・・・・。」

ポロリ

彼女の涙から一粒の雫が廃れ落ちた。

それは・・・・なんとも綺麗な涙だった。

今までで・・生きてきた中で見たことも無いくらいに彼女の涙は・・・輝いていた。

6月20日

今日、一人の看護婦さんに私の気持ちを書き綴った物を上げた。

下手だけど・・私なりに一生懸命に伝えたかった気持ち。

伝わって・・クレタかな?

伝わるといい・・。

伝わってくれたら・・

どんなにいいことか・・・・・・。