「ゆきちゃんウザ。」 ポツリと呟いた声は 聞こえてたらしく、 こっちを勢いよく振り返る 魔王。 「本人に直接言ってくれば??」 はい?? 「隣のクラスだし。」 だから?? 「出逢いを求めてさ。 良い機会じゃん。」 お・う・ぼ・う!!! 「で、ゆきちゃんに 辞書返してきて??」 つか パシリっ!!!!! 「アイスおごるから。」 ...... 「ゆきちゃんいますか??」