学校近くにもなると、生徒たちがちらほらと見えてきた。 いかつい男子やらケバい女子やら、俗に言う不良たち。 彼らは世間一般では、色々と悪く言われるが、そんなことは嘘だと知っている。 ぼくがここにいるのが何よりの証。 だから、怖くないし軽蔑するなんて頭のおかしいことはしない。 だけど、嫌い。 違う。苦手かな? あの人やみんなを思い出すから。