「これが前言うてた親友の杏」 と良介くんに紹介する薫。 「で、こっちが私の彼氏の良介」 「どうも」 とお互いが頭をさげた。 「じゃあウチどっか行っとくわ。2人の時間をど~ぞ」 屋上を出ようとした時、 「ちょっとまって。今日はデートじゃないんやから2人やなくていいねん。今日は紹介したかったから呼んでん」 紹介終わったし… 「そうなんや…」 ともう一回ベンチに座った。