手当てしてもらった薫は少し落ちついてベットに横になり眠ってしまった。 「何があったんやろな…」 寝てる薫を見つめて保健の先生が言った。 ほんまどうしたんやろ。 早く理由聞かせて。 ウチはずっと薫のそばに座っていた。 時間が過ぎ、薫が目を覚ます。 「薫!大丈夫か?」 「大…丈夫!!」 痛みに耐えながら起き上がろうとしている。 「いいから寝とき。何があったんかだけ教えて」 ともう一度寝かせた。