「その髪型あってないからかえたら?」





薫は髪型あってへん。





「真面目の癖になんでギャルしとんねん!おかしいやろ」






薫は何も言わず、屋上から飛び出して行った。




「逃げたいやつは逃げればええねん…」





空に向かって呟いた。





薫がなぜギャルでいようとするのかも知らずに…―。