『えっ…?』


振り向くと、見たことのある男の先輩が居た。


えっと…誰だっけ?


それに、見た感じ寝てたよね……?


って、事は…


私が睡眠の妨害した!?


謝らなきゃっ!!





『すみませんっ!まさか、こっちの屋上に人が居るなんて思わなくて…。しかも、先輩が寝てたのに気付かないで、楽器吹いて…煩かったですよね?』


やばっ…


逆に、喋りすぎて先輩引いた…?


それに、先輩が寝てるところで楽器吹く後輩なんて、煩くないわけ無いよね…





「煩いなんて思わなかったし、怒っても無いよ」


クスッと笑う先輩を見て、安心した。


優しい先輩で良かった。


そう安心していた時――