いつの間にか学校は終わっていて今はホテル街にいる。
ていうか、今日 いつの間にかが多いと思う…
女子高生と丸分かりの制服を着たままホテル街にいるあたし…。
いつもみたいに肩をトントンと叩かれた。
「お嬢ちゃん?おじさんの相手してくれるかなー?」
そう言って来たのは、見た目30代後半のおじさんだった。
別に、温もりさえ感じられれば…と思いあたしは、
「ええ、いいですよ?おじさん上手そうだし」
なんて思ってもない事をいいながら、おじさんに背中を押されながら歩く。
その先には もちろん“ラブホテル”
もう少しで入り口に入る時にあたしはおじさんから離れた。
いや、離されてた…。
あたしの腕を掴んでいる、
早良に…。