いつも自分でも思う…
都合が悪くなると逃げるのが情けないなって。

昔は思ってる事はハッキリ言って自分に正直で逃げたりなんかしなかったんだけど、“アイツ”のせいであたしは変わったんだ。

もう3年も経つのに忘れられない出来事…。
いつまでも あたしの頭の中に残る出来事なんだろうな。

そんな事を思いつつ食堂につき、頼んだBランチを持って開いている席に座ったら、あたしの前に誰か座った。


「ふーん。Bランチか、俺はAランチだ。」


そう言ったのは早良だった。
てか、なんでコイツが此所に座ってんだよ!と思う…


「なんで、居んの?」

「あ?飯喰うから。」

「や、他の席に座ればいいじゃん?」

「っチ。うっせーな、気にすんな。いいから飯喰えよ。冷めちまうぞ!」


そう言うから仕方なく食べているものの、この空間だけ静かすぎる。他の席の人達は五月蠅いくらに騒いでんのに此所だけは、超がつく程、静か過ぎる…


「お前さー、ほんとに身体売ってんのか?」


ぶーーーーっ
と、吐き出すとこだった。