「ありがとう。いつも一緒に居てくれて」




なのに、信じていたのに






「おぉ!俺の可愛い妹だからな!」





そう言って笑ってくれたのに…






「いつまでも、麗咲花と一緒に居るよ。麗咲花が寂しくて泣かないように、俺が一緒に居て、麗咲花を笑顔にさせる。」







これが彼と交わした最後の会話だった。






次の日、彼…力斗はあたしの目の前から居なくなった。



親に聞くと、引っ越した。と言った。




ねぇ、どうして何も言わず居なくなったの?


一緒に居るよって言ってくれたじゃない。




力斗………




あなたまで、あたしを裏切ったんだね。






中学生のあたしには、そう思うしかなかった。




力斗と周りの人は変わりないんだって思った。




嫌われるのには慣れていたけど、




力斗はあたしの片割れみたいにスゴく仲が良くてずっと一緒に居たから、




流石に、辛かった…



そして あたしは、、、






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