「ごめんね、ごめんなさい美智香ちゃん」「お母さんもう限界だったの」「許してね」



「一番つらかったの美智香だったもんね」「いいよ・・・もう」


「家族がばらばら じゃないこれじゃあ」「居場所なんてないよ家に」



美智香はやけを起こした・・・・・・・・・・・・・・・・・



父親は美智香と年の変わらない愛人と程なく別れて、仕事はせずうちにまっすぐ帰るようになった



ただ昔のような暖かい家庭ではなく 何か隙間風が吹いていた



弟が、提案した・・・あの小さいころ行った思い出の海に行こうよ


「そうだな」「行こうか」


「いろいろあったもんな」「いろいろあった」