トントン
「失礼します。」
「どうぞ。」
すぐに返事がかえってきた
それにしても
今の声どこかで聞いたような。
気のせいかな?
入ると同時に誰かに
抱きつかれた。
えっ…
「…………明…さん。」
「沙良ちゃん、久しぶり。花織ちゃん元気?」
遠慮がちに言う明さん。
明さんは、あの人…修一の族関係の先輩。
修一っていうのは、
あたしの大好きな人。
そして…花織のパパ。
修一はあたしより3つ上。
明さんとは2さい
離れている修一。
「お、お久しぶりです。
花織は元気ですよ。
もしよかったら今度遊びに
来てください。
花織、
明さんの事すきですから」
そういうと明さんは、
「じゃ、こんど行くわ。」
と言ってくれた。