たくさんの思いを呑み込んで
君は街かどにひっそりと 立つ
最近は、ヒトの思いもデジタル化し
彼が呑み込む思いは、めっきり減ったか?
それでも
様々なヒトの思いを感じ
頬を赤く染めた君よ
祈って欲しい
どうか僕のささやかな思いが
彼女に通じるように
ワタシは 雨で色を変える
青から赤へ
アナタのお好みのままに
ワタシに意志や希望はなく
ただ気まぐれな雨の
降るままに………
昨夜の宴の余韻を残し
今朝も枕とお友達
理性ある目覚まし時計は、破壊され
その亡骸を無惨にさらす
もう二度と酒なぞ呑むか!
儚き誓いは百を超え
夢、幻の続きなり
……ああ、頭痛て
勝負だ!
君は腕まくり、わたしをにらむ
ぜっったい勝つっ!
お前に勝つっ!
勝ってどうするの?
時には負ける事も肝心で
ゆっくり生きるのも悪くない
笑うと余計にムキになる
勝つったら勝つ!
恋に負けたら後悔するから
ぜっっっったいお前を手に入れる
……え?
思いがけない 君の言葉
私は、ただただ驚いて……
……ああ、びっくりした
指先一つに 魂を込め
今日も元気に 突っ走る
敵は、飛行機?
モンスター?
何でもかんでも 撃破する
俺は無敵の ゲームマスター!
怖いモノなんざ 何にもねぇ!
……ゲームにのめり込むのに呆れた
リアルに、耳を引っ張って来る
お前の指先攻撃以外は
そろいの鉢巻きりりと締めて
固めた拳は 天を突く
今日は朝から町内バトル
味方は頼りのお隣さん
敵はライバルお向かいさん
確執 雑念振り払い
キラリと光る玉の汗
今日は一日大騒ぎ
こん こん こん
聞こえる 聞こえる
ノックの音が
こん こん こん
引きこもってしまった僕の心に 響く音
扉を 開けて
扉を 開けて
見上げた空は、泣きたいほど青かった
どれだけの時間を
無くしてしまったのか
失ったものを惜しむより
前を向こう
扉の外はいつだって
光輝いているから
百本のバラ
真珠のネックレス
ダイヤの指輪
贈り物は山ほどもらったけれど
一番大切な贈り物は
たった一言のあなたの言葉
……愛している
泣きたいほど切なくて
大事な 大事な
わたしの宝物
例えどんなに儚い言葉だとしても
わたしにとっては 永遠でした
酒に溺れて
女に溺れる
毎日の仕事
夜のネオンに浮き沈み
太陽は僕の虚飾をはがすから
苦手だった
今までは
君の笑顔は僕を癒やし
真昼に呼び戻してくれた
大事な黄色。
優しい黄色。
太陽の下で、僕はようやく自分を取り戻す