何にもないことは
永遠に何も起こらない、と言うわけではない
大きな可能性がある
そういうことだ
ゼロの可能性を信じよう
これから続く
永遠の数字を
ゼロの可能性を信じよう
何も無い、ということは
何でも入る、ということだから
ねぇ
「好きになる」って
なんて不思議
図書室の彼は
普通の男の子
騒がしくも 静かでもない
なのに
こんなにも心が揺れるのなぜ
わたしの友達も一緒に
恋に落としてしまったのは
なぜ
わたしだけを見て
わたしだけを好きになって
わたしの大好きなあなた
……大丈夫?
恋に盲目で危ういわたしを
そっと気遣ってくれたのは ライバルのはずの友達だった
わたしの好きなヒト
わたしを好きなヒト
本当に、大切なヒト
……大好き、だよ?
この詩を
「初彼、初婚。」
(晄葉/著)に捧ぐ
歪んだ街を斜めに歩く
ジャンク ジャンク
ジャンク ジャンク
ジャンクフードを毎日詰め込み
ジャンク ジャンク
ジャンク ジャンク
群れて 集って 化粧して歩く
ジャンク ジャンク
ジャンク ……
砂の嵐が世相を映す
垂れ流される情報は いつもステレオタイプで。
代わり映えしない 危機ばかりを映す
ああ。
例え世界が明日終わっても
誰もいない虚空に向かって
情報をわめき続けるに違いない
永久に
……くっそ!
なぜ 言えない!
愛してる、の一言が
たった 一言なのに
たった一言が 言えなくて
僕は、心の中で、拳骨(こぶし)を握る
君が あまりに近すぎて
君があんまりキレイになりすぎて
僕は、そっとため息をつく
君の隣の定位置で
暖かいねって
言ってくれた 君
二人で、一つのジヤンパーを着て
暮れてゆく夕陽をみていた
話す事は一杯あったのに
何も話せなくて
ただ涙だけが出てきた
切ないほど 暖かく
張り裂けそうな心を抱いて
陽はゆっくりと
沈んでいく
君と二人、空をみていた
あれが、オリオン
これが北極星
広い宇宙の中で二人
出会えた奇跡をかみしめながら
銀河の明かりを
眺めて祈る
終わらない 幸福を
涙のない毎日を
へのへのもへじ
書いて笑う
案外どんな表情にもなるんだね
眉毛と口の表情で
キーワードは、への字
「へ」の「へ」のも「へ」じ
あなたの表情も
「へ」の字で決まる
笑って 笑って?
「へ」の字
笑った 笑った
優しい「へ」の字
微笑んで