雨ふり 傘は小さい方が いい
相合い傘
君の体温を感じる事が出来るように
僕の鼓動が届くように
雨音は静かに恋の音楽を奏で
二人だけの時間が、ゆっくりと過ぎる
揺れる火見つめ
過去を思い出す
街にまだ灯りが無かった頃
闇は恐怖でしかなく
人は ただ伝説におびえていた
蝋燭の明かりを知らない君よ
昔語りをしよう
電飾で飾りたてても
夜に恐怖はまだ満ちているのだ
揺らめく明かりを握りしめて
扉を開け……
あなたは知っていますか
ただ一滴の豊さを
あなたは知っていますか
ひとしずくの幸せを
大量の物質に囲まれて生き
ゴミの山を築いて死ぬ前に
ただ一滴の豊さを感じてほしい
波風たたねぇ 鏡のような
ショボい海なんざ 俺にはいらねぇ
俺が望むのは ただ一つ
ビッグ・ウェイヴ
ビッグ・ウェイヴ
ビッグ・ウェイヴ!
ビルより高ケェ 波だって
ボード一つで乗りこなす
僕は ぬるい日常につかり
ぼんやりと授業を受けるだけ
行儀良く並んだクラスメートの頭は鏡の海
何も変わったことは 起こらない
廊下を走る「彼」の姿は僕の心を揺さぶって
一直線に駆けてゆく
ビッグ・ウェイヴ
ビッグ・ウェイヴ
ビック・ウェイヴ!
僕に乗りこなす事はできるのか
心の中で拳を握る
【ビッグ・ウェイヴ】を
MELANCHOLIC VORTEX
(ナイイル/著)に捧ぐ
いくつ 言葉を連ねて話しても
いくつ 文字を重ねて書きつくしても
伝えきれない想いがある
好きだ なんて言えない
そんなに軽いモノじやないから
愛している なんて言えない
そんなに、飾った想いじゃないから
ただ切ない想いで抱きしめる
僕の本当の想いが
通じるように
歩こう
どこまでも
相棒は 一足の靴
それだけで
山坂超えて
海超えて
誰もが見たことない風景を見よう
誰も吸った事のない空気を感じよう
生まれる前に
確かに愛してた
あの人を 探しに行くのだ
何にもないことは
永遠に何も起こらない、と言うわけではない
大きな可能性がある
そういうことだ
ゼロの可能性を信じよう
これから続く
永遠の数字を
ゼロの可能性を信じよう
何も無い、ということは
何でも入る、ということだから
ねぇ
「好きになる」って
なんて不思議
図書室の彼は
普通の男の子
騒がしくも 静かでもない
なのに
こんなにも心が揺れるのなぜ
わたしの友達も一緒に
恋に落としてしまったのは
なぜ
わたしだけを見て
わたしだけを好きになって
わたしの大好きなあなた
……大丈夫?
恋に盲目で危ういわたしを
そっと気遣ってくれたのは ライバルのはずの友達だった
わたしの好きなヒト
わたしを好きなヒト
本当に、大切なヒト
……大好き、だよ?