「僕のいる世界はこの世界と違い科学というものはあまり発展していないんだ…その代わりに……魔法というものがある」
俺は唖然とした
一瞬頭が真っ白になったが必死に働かせ次の質問に移った

「なら見せてくれませんか?その魔法ってやつを……」

「わかったよ」
アークはそう呟き右手を頭上に掲げて言った

「風よ集え」

すると部屋を風が通り抜けたと思うとアークの手の中に緑色の丸い球体のようなものが渦巻いていた

「……これが…魔法」

俺はアークの右手を見ながら呟いた