―私は屋上のドアを開ける。
屋上には誰も居ない。


それなのに孤独を感じない。


もぅあの頃とは違う。


ここには思い出と名乗る
過去が多すぎる。


だからもぅ
世界で一番つまらないことは
考えなくなった。