「やめ、ないでッ///」



蓮の瞳を見て、ちゃんと言った。顔が熱い。熱すぎて溶けちゃうかもしれない。


「…///抑え、きかなくなるじゃないですか」


一気に赤くなった蓮は、そう言うとまた唇を重ねてきた。

背筋から胸を、貫くような痺れが走る。

ねぇ蓮。
私、怖いの。
別に蓮が怖いんじゃない。

この痺れが、


この沸き上がる想いが、


この苦しさが、




私じゃない私が、とてつもなく怖いんだ。




酸素を求めて口を開くと、スルリと蓮の舌が侵入してくる。

「ッ…ん…」


風呂場に、甘い水音と荒い息遣いの音が響く。

ああ、ヤバイかも。頭がクラクラしてる。






蓮、




この甘い痺れの









意味を教えてよ。







そんなことを思っていたら、段々頭がボンヤリしてきて




何かを考える余裕なんて、どこにもなくなってしまった。