それから俺が毎日毎日
鈴夏に話しかけた。
って言っても
席が隣だからな。
「てか〜
修と鈴ちゃん仲良くない?」
「付き合ってたり?」
「まじで!どっちから?」
「だーかーらっ!
違うって言ってんじゃん。」
「誰がこんな奴と
付き合うのよ。」
鈴夏がうざそうに言う。
なんなんだよこいつ…。
冷たい奴だな。
「でもさ、でもさ!
実は修が鈴ちゃん好きとか?
鈴ちゃんが修好きとかも
ないわけ?」
『絶対ない!!』
2人で声を揃えて言った。
声が揃ったことにまた
クラスメイトがからかう。
俺と鈴夏はいつも
そんな感じだった。
でも俺はもうその時から
鈴夏が好きで仕方なかった。