30分後



鏡の前には別人のあたし。
自分で言うのも変だけど
…可愛い。



髪は綺麗な巻髪で
目もいつもよりパッチリ
肌もいつもより綺麗



「うん!可愛いよ。
さすがあたしの妹だね♪」




「愛梨ちゃんありがと!
まじで感謝するよ〜。」




「いいよ。
可愛い妹のためだからね。
それより好きな人がんばって!
あそこの遊園地だったら一緒に
観覧車乗ったらいいよ!」」




「…うん。
がんばるよ!ありがとう。」




修は絶対に観覧車乗って
くれないだろうなぁ〜。





「時間大丈夫?
もぅ8時半だけど。」




「あっ!ヤバい!
じゃぁ行ってくるね!」




「いってらっしゃい。」




あたしは慌てて家を
飛びだした。



ドン!



「ぅわっ!…いた。」



玄関のドアがいきなり開いて
誰か入ってきた。



「あっ、ごめんな。
えと、優梨の友達かな?」



はぁ?あたし優梨だし!




「あたしだけど…。」




「えっ?まじ?優梨?
絶対嘘だ。あいつはこんなに
可愛いくないはずだ。」




「怒るよ、晃!
あたし急いでんの。何?」




「悪かったって。
てか今日まじ可愛いじゃん…」




急いでるってのに〜!