ピピピピピピピピ
目覚まし時計があたしを起こす。
うぅ〜眠いよ…。
もうちょっと寝ようかな。
「優梨〜!
起きなさいよ!
いつまで寝てんのよ!」
「わっ!」
愛梨ちゃんが大きな声で
叫んで部屋に入ってきた。
びっくりした〜。
「ほらっ!
顔洗ってきなさい。」
あたしは愛梨ちゃんにせかされて
洗面所まで走って行った。
「あれ、優梨もう起きたの?
今日は早いのね〜。
愛梨ももう起きてたけど。
ご飯たべる?」
「ダメ!優梨は先にメイク!」
愛梨ちゃんが
2階から降りてきて叫んだ。
「ご飯ちゃんと食べないとダメよ。
メイクより先に食べなさい。」
お母さんがそう言ったから
先にご飯を食べることにした。
朝から騒がしい家だなほんと。
ご飯を食べてお風呂に入って
歯磨きして顔を洗って
部屋に行くと愛梨ちゃんが
メイク道具をばっちり用意して
待っていた。
「ほら、優梨座って?
可愛くしてあげるね」
「うん!」