「俺と-・・・・・・付き合わね?」


は・・・?


耳を疑う言葉を聞いたような気がするのはうちだけかなぁ。


「あぁ?」


「だから、俺と付き合わねぇかって」


顔を赤らめもせず、さらりと言う栗崎って、モテ慣れしてんだろうね。


「断る」


今まで、告白して振られてことなんてないであろう栗崎の高い鼻っ柱を折ってやろうと即答で断った。


まぁ、元々こんなやつと付き合う気なんてないけどね。


「あ、そう」


割と簡単に諦めた!!


と、思ったのに・・・。


「いいよ、別に。・・・絶対手に入れてやるんだからね」


最後は強盗みたいな言葉を残して栗崎はうちの前から姿を消した。


しばらくは-・・・いや、またアイツに付き纏われそうだ・・・。