「理事長はね叔父なんだよ」


「そっガキの頃から知っているんだよ。航の婚約者がここに来るって聞いて楽しみにしてたんだよ」

理事長さんは目を細めてダルそうにしている航を優しく見つめていた


「そろそろ行くぞ」

航はスタスタと部屋から出ていこうとしていた


航に続いて聡も歩き出し、私は理事長さんに軽くお辞儀をして後をついて行く