その場が一瞬静かになった


車の扉が閉まり、走り去る音がして、聡が前を歩き始めたと同時に手の温もりは消え、隣にいた航も歩き出した


静まり返った空気が段々とざわつく


たくさんの視線、囁く声に顔を上げることが出来なくて、ただ航の後をついて歩いていった