「じゃあさ、むこうの星に住んでいる人達にも、ずっと昔の地球が見えてるのかな?」

「何人だよ!!」

私と光の会話を聞いて、幸が言った。

「"永遠"なんだよ。ねっ、約束しよう。この先、みんなに彼氏や彼女ができても、毎年4人でこの花火大会にくるって。」

「「いいね!!」」

私と千が返事をした後、光が言った。

「現に、彼女いるけど来てまーす。」

「「彼女いること忘れてたあ!!」」

私達は笑った。

楽しくて、嬉しくて、幸せで…。

こんな時間が永遠に続けばいいと…心から願った。

だけど結局、永遠なんて存在しなかった。

永遠なんて最初からないんだ。