『自分のこと責めるなよ。俺は嘘でも、隣に川瀬がいたこと、すげぇ嬉しかったから。川瀬がすきなのは藤沢だよな。頑張れよ。』

メールを読んで涙が溢れてきてしまった。

東西の優しさを感じた。

こんなに嫌な女なのに、ありがとうって言ってくれるの?

頑張れよって言ってくれるの?

私はメールを返信した。

"送信 東西半人"

『ありがとう。今度は身勝手にならないように、恐くても素直になるよ。だから東西も、いい人見つけて幸せになってね。』

ピッ…。

「次は自分が幸せって思える恋愛するんだあ!!」

私はそう言うと空を見上げた。

星がたくさん光っていた。

「きれいだね。」

幸がそう言うと千が割り込んできた。

「俺らが見ている星は何億年も前のだって知ってた?」

「「知らない!!」」

私達が返事をすると光が言った。

「何で~?」

千が得意気に星を見上げながら話出した。

「星と星の距離はとても遠いんだ。何千光年、何億光年と離れてる。けど、地球からの距離もまた、遠いんだ。だから、あの星の光が地球に…俺らの目に届くまでも遠いんだ。」