泣いて泣いて泣きまくったせいで目が腫れてしまった。

その日の夜、部活の仲間と打ち上げをした。

みんなでご飯を食べた。

みんなが本当にひとつになれた瞬間だと思った。

思い起こせば、ここまで来るのは長い道のりだった。

1年生の時は走ったり、筋トレばっかだったし、仲間関係も最悪の部だった。

だけど一緒に練習するうちに、いつの間にか最高の部になっていた。

私はみんなとたくさん写真を撮った。

そんな時、外国人男性が通りかかって言った。

「キミタチ、ワラッテ!!」

カシャ。

写真を撮ってくれたのだ。

それも、みんなの最高の笑顔を。

そうこうしていると、時間も時間になってきたので、幸が仕切り、打ち上げが終了した。

「「またねっ♪」」

「「勉強頑張ろ!!」」

そんな声がたくさん飛び交っていた。