帰る時間になったので幸と暁の家を後にした。

「「おじゃましました!!」」

家に帰り、携帯を開いた。

メールがいくつか来ていた。

その中で目にとまったもの、それは千からのメールだった。

開いてみる…。

『秋花、おめでとう!東西、彼氏になったみたいで(^-^)幸せになれよ!』

とりあえずメールを打った。

『ありがとう。』

部屋の窓から空を見上げると月が雲に覆われていた。

私には、それが千の心のように…私の心のように見えて仕方なかった。