"着信 美麗"

「雪ちゃん、ちょっとごめんね。」

ピッ。

「もしもし?」

「あ!!秋?今から5人で語るよー!!1092集合っ☆」

ガチャッ。

(唐突すぎ…。)

「雪ちゃんごめん!!美麗に呼び出された!!ちょっと出る~。」

「わかった。いってらっしゃい!!」

走っていると「こら!!秋花、どこに…」

(うざっ!!)

「UFOが!!」

私は先生を振り切り、全速力で走った。

ドンドンッ。

ガチャッ。

「早かったねー!!宝達まだだよー♪」

幸と美麗も2人の部屋だった。

「おじゃまー!!」

私が来てすぐ宝と裕貴が来た。

5人でお菓子を食べ、ジュースを飲みながら色々語り合った。

しばらくすると、ガチャッ。

先生が持ち用のカードキーで開けて入ってきた。

「こらっ!!お前ら、点呼をとるから一旦戻れ。」

「あっ!!忘れてた~。もう点呼の時間やん~。」

美麗がそう言い、誘っておいたにもかかわらず私達を各自の部屋へと帰す。

ガチャッ。

「ただいまあ~。雪ちゃーん?」

先生が来て点呼をすませ、私は風呂へ行った。

風呂から上がると、雪女とトランプをして楽しんでいた。

するとまたもや私の携帯が鳴った。

ピロリーン。

"受信 裕ちゃん"

『こんばんはー☆美麗・宝・幸・秋花。明日の朝、千君に告白するよ↑↑緊張するよ(´□`*+゚;)でも、頑張るよ☆結果は、明日の帰りのバスの中で♪おやすみ!!』

私は返す言葉が見つからなかった。

だからもう寝ていた…という事にしようと思った。

パチン。

「メール誰から?」

雪女が尋ねてきた。

きっと私の表情を読み取ったのだろう。

「ああ!!ゆうちゃんから!!」

「返さなくていいの?」

「うん、もう遅いしっ☆寝よっ!!」

「おやすみ。」

こうして修学旅行2日目が終わった。