あっという間にホテルに到着した。

「45分後、夕食だからそれまで班の子といること!!」

先生からの指示を受け、私は雪女と部屋へ行くことにした。

「1084…1084…」

「あっ!!ここ!!」

先に見つけたのは雪女だった。

カードキーで鍵を開け、中に入る。

部屋は3人用なので、2人では少し広い気がした。

私は雪女とトランプをしていた。

どのくらいやっていただろうか…気付くと呼び鈴が鳴っていた。

出てみると伝達だった。

「夕食の時間だよ。行こう。」

「ああ!!うん。雪ちゃん行くよー!!」

私達は6人そろってeat florに行った。

6人で円い机を囲み、いすに座った。

食事をし、話もたくさんしながら楽しい時間を過ごした。

そして伝達と別れ、雪女と部屋へ行った。

「私、先お風呂行くね!!」

「うん、わかったあ!!」

雪女が風呂へ行ってひまになったので、テレビをつけて見ていると携帯が鳴った。

"着信 千"

(何だろう…)

そう思いながらも、私のテンションはあがっていた。

ピッ。

「もしもーし!!」

「あ、もしもし。今ひま?」

「うん。雪ちゃん風呂だし♪どうした?」

「いやー、こっちもさ、2人とも彼女のところ行っちゃって~…ひま!!と、ゆーわけで俺の部屋来い!!1068だから。じゃあね~!!」

「え…あ…ちょっ…千!!」

プツッ。

プープープー…ピッ。

(しょうがないなあ…)

「雪ちゃ~ん!!ちょっと出てくるわあ!!」

「わかったあ!!」

風呂場に向かって声をかけ、私は千の部屋へ向かった。