「凜!!お帰りなさい!!」

「ああ。」

飯を食べ終え、寝床で話をしていた。

「凜、ここへ来て五月程経つけれどどうかしら?」

「俺はお雪といれるから幸せだ。」

「ふふっ。」

お雪は小さく笑った。

「お雪は?」

「私もよ。」

そう言ったお雪がとても美しくて…俺はお雪を抱きしめた。

「凜…?」

「お雪…愛している。」

お雪は涙を流し、「嬉しい…すごく嬉しいわ、凜!!」

そして二人の唇が重なった。

「私も愛しているわ。」

触れ合ったお雪の体温がとても温かかった。

俺たちは何度も何度も強く交わった。

「生涯、あなただけを愛すわ、私。」

お雪はそう言って、にこりと笑った満面の笑顔で眠りについた。

そんなお雪を隣で見ながらいつの間にか俺も眠ってしまっていた。