「秋花ちゃーん!!1年間よろしくー!!」

下駄箱で靴を履き替えて帰ろうとした時、後ろから叫んできたのは黄金裕貴だ。

「裕貴ちゃーん!!1年間よろしくー!!」

同じ事を裕貴に言い残し、姫と帰った。

姫こと鈴村姫は私の家の近くに住んでいる。

5年前、私が越してきてから仲良くしている。

そのおかげで登下校は5年間いつも一緒だった。

私としては…心友…だと思っている。