そして修学旅行の準備・計画は着々と進み、いよいよ明日が修学旅行当日となった。

「いよいよ明日だし~☆」

裕貴がそう言うと「なんか眠れないねえ♪」と美麗が言った。

「なら今日5人で遊ばへん?」

幸がそう言うと「「賛成ー☆」」

そして私と宝も「「当たり前~!!」」と返事。

話し合った結果、宝だけがお金を持ってきていなかったので宝は1度家へ帰り、私達4人は学校の前門で待ち、宝と合流したのち、ゲームセンターへ行って、プリクラをとり、その後はまた考えるというものだった。

学校が終わり、一旦宝と別れて4人で前門へ向かった。

私達は宝が戻ってくるまでの約40分間、ひたすらしゃべり続けた。

誰にもいるだろう。

この人といると安心する…というような友達が。

私にとってその人達とは、宝・美麗・裕貴・幸だった。

しゃべっていると幸のケータイが鳴った。