「ただいまー☆」

私はすたすたと冷蔵庫の前へ歩いていき、カルピスを取り出してコップに注ぎ、口にいれた。

「ぷはあーっ!!やっぱ塾後のカルピスは最高っ★」

「秋花ー。塾どうだった?」

お父さんが聞く。

いつも決まってこうだ。

「わかりやすかったよ!!ちょっとレベル上がったかな(笑)」

そう言い残し、私は風呂へ行った。

「ともかちゃんと姫か…。」

私は湯船につかりながら1人ぽつんとつぶやいた…。

姫とは仲直りして今は仲良しだけど…ともかはできなかった。

何も言えないまま転校してしまったから。

(今、どうしているんだろうなあ…。)

「秋花ー!!早く出なさーい!!」

キッチンからお母さんの声が聞こえた。

「はーい。」

私はそう言うとふたをして風呂を出た。

そして日記を書いてケータイをチェックして眠りについた。