もう二度と通えない。

もう二度とみんなで歌えない。

もう二度と…。

クラスへ戻り、私は級長だったから最後の会を進める。

だいすきだったクラス。

だいすきだった仲間。

ここは、私が傷つけた場所…私が傷つけられた場所。

「級長より、卒業の言葉。」

男子の級長が言った。

私は大きく深呼吸をすると、みんなを見ながら話始めた。