冬休みに入っても美麗は悠真のところに入り浸りだった。

私と幸と裕貴は交代で美麗に付き添っていた。

だけど、あの日だけは…3人で病室を訪れた…。

そう…美麗に悠真のことを告げた日には…。

コンコン。

「入るよー?」

「いいよー。」

中からは、いつもと変わらない美麗の声がした。

「どうしたの?今日はお揃いじゃん。」

「今日は話したいことがあって。」

「何?」

美麗が不思議そうに言う。

「悠真君のことだよ。」

口を開いたのは幸だった。