千が私のそばからいなくなって2日。

心の傷はまだ癒えていなかったが、私達は悠真の病室でクリスマスパーティーをした。

もちろん私も参加した。

「秋花、辛いと思うけど、頑張って乗り越えるんだよ。」

美麗は私にそう言うと、悠真に語り始めた。

「悠真、今からパーティーやるからね。早く起きないと、終わっちゃうよ。」

相変わらず、悠真は昏睡状態のままだった。

そんな中、私達はクリスマスパーティーを始めた。

悠真は個室だったため、私達は多少声を上げて騒ぐことができた。

プレゼント交換で、みんながそれぞれ買ったものを音楽に合わせて交換した。

そして、美麗は悠真の首にネックレスをつけた。

書いてある言葉は《Forever Oath》

意味は、「永遠の誓い…。」

美麗が静かに口を開いた。

「何があっても、悠真だけがすきだからっ…!!」

その時、悠真に起こったこと。

悠真が涙を流した…。

「悠真?!」

「私、先生呼んでくるねっ!!」

私が病室を出ると、幸と裕貴も来てくれた。

病室にいた誰もが悠真の未来を期待した瞬間だった。