次の日、私は千の教室へ行った。

千はいたものの、チャイムが鳴ったので、ドアの近くにいた子に手紙を預け、千の教室をあとにした。

時間は給食の時間になった。

当番が配膳準備をし、私は美麗達とベランダでたまっていた。

そこへ唆弥がやってきた。

「これ、千から…。」

唆弥は震えていた。

まるで何かを堪えているように…。

「ありがとう!!唆弥君大丈夫?」

「あ…うん。じゃあ。」

そう言うと、唆弥は走ってクラスへ戻っていった。

私は千からの手紙を幸せ一杯な気持ちで開けた。

表紙には《LAST LETTER》…。