「私、あなたのお話好きよ」


「それは嬉しい言葉だね」


「ねえ、今日はどんな話を聴かせてくれるの?」


「どんな話がいい?」


「あなたの話ならなんだっていいわ。ねえ、聴かせて」


「それじゃあ、ある妖精と少女の話をしようか――……」


 ―――……
 ―――――………