若干呼吸が整ったところで、あらためて神社を見る。 「ぅわっ………」 思わず、あたしの口からこぼれた言葉。 想像以上に…荒れてる神社。 鳥居はまだ綺麗だけど、社がもう建っているのがやっとなくらい。 「こんな酷いとはな……」 颯悸も顔色は変わっていないけどびっくりしている様子。 「これは… 何が出てきても文句言えねぇな…。」 「…ホントに…」 …いろいろ出そうだもん。