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「…っっ!!!はっ……はぁっ…!!!」
ぜーぜーと肩で息をする。
さすがに、この坂を全力疾走はキツイ…!!!
膝に手をついて、必死に呼吸を整える。
「なんだよ。たかが、これくらいでぜーぜーいってんの?
お前ももう年だなぁ。」
この男っ…!!!
この男は…っっ!!!!!
これだけの坂をあたしよりも速く登って、息一つ乱していないなんて…
一体どーいう体力してんの!!??
「さすが…
運動だけが取り柄のバカっ…」
「…だぁれがバカだって?」
そう笑っていいつつ、目が笑っていませんけど…
"あんた"なんて言ったら、殴られそうだから…やめた。