あなたが私に
触れたりなんかしなければ、
こんな苦しくなんか
ならなかったのに。


あなたは本当に狡い人。


ずっと一緒になんて
いてくれないくせに
私の耳元で囁くのは
運命と名の付くものばかり。


運命の出会い??

運命の恋??

運命の愛??


もし本当に
あなたとの出来事が
運命ならば、
運命なんていらない。


欲しかったのは必然。


だって運命なんて
不確かなもの、
飴細工より脆いから、
誰かに触られなくても
壊れてしまう。