―保健室―

「しつれいします。」

「どうぞ〜」

ドアを開けてはいると、保健の石原先生がいた。
石原先生は20代後半で話が合うしおもしろいからいろんな生徒が休み時間に遊びに来ている。
「あれっ?花ちゃん 今日はどうしたの?」

「なんかちょっとダルくて」

「あらっ!じゃあちょっと体温計ってみて」
石原先生から体温計を渡された。

「じゃあソファーに座っててね。」

「はーい」

「んー、ちょっと顔色悪いね」

「担任の先生に保健室行ってきます って伝えた?」

「香奈が行ってくれてると思います」

「じゃあ一時間くらい休んでた方がいいね。ベッドの準備するからね」

「はーい」



「ちょっと職員室いくから体温計なったら机の上おいてベッドに寝ててね」

「はーい。いってらっしゃーい」

先生がドアを閉めるとさっきまで明るかった保健室が一気に沈まりかえった。