階段をのぼりきって4階の教室にむかう。

教室の前の廊下で遊んでいるクラスメイトのエリカと美菜、そして香奈がいた。

廊下を歩いて教室に向かうあたしにきづくと急いで走ってきた。

「花!早退するんだって?大丈夫?」
みんなを代表するように香奈がいった。

「うん。」

「みんな心配してたんだよ〜」
美菜があたしの腕をつかみ前横にゆらした。
ダダをこねる小さな子供のようだった。

「とりあえず教室いこー」
エリカが言った。

「いこいこー!」
4人で、早歩きするくらいのスピードで教室に向かった。