「美沙、こっちに来たの」

怪しい建物の中に陰で顔は見えないが男の声がする

「じゃぁ、楽しませてもらおうか・・・美沙」


「あぁ!全然無理!なんで、こんな人間界の問題を解かなきゃいけないの!?

 というのか、コレ、大学生レベル!私には無理!」

「ごちゃごちゃいうな、うっせーぞ、チビ」

「チビ!?一応、147はあるんだぞ!」

「みぃちゃん、ちっちゃいね」

「み、みぃちゃん言うな!」

「あら、イイと思いますわよ、響きもよくて」

「いっそのこと、チビでいいんじゃねぇか?」

『じゃぁ、チビで』

こ、こいつら・・・



大きい城、真っ白な壁が目の前にただすんでいる

「で、でっかーー!」

「当たり前ですわ。女王様が住んでいるお城ですもの」

遊佐が警備の人に紙を見せると中にすぐ入れてくれた

「よぉ、クソババァ」

「その口はなんだい、バカ息子」

「え、親子!???」

「義理のな」

義理・・・?

「人間界に行くのだろう?かまわんぞ。そのかわり・・・」

「その代わり・・・?」

「八橋、買ってこい!本場の京都のな!」

・・・何、この女王様・・・

美沙たちは城をあとにする

「・・・そうか・・・人間界に・・・。大変なことになるぞ、美沙・・・」