その日の放課後、
私はこれからどうするかを考えながら、裏道を通って一人で家に帰ろうとしていた。
しかし、近くからクラスの女子たちの声が聞こえてきたので、足を止めて話に耳を傾けた。
「そういえばさぁ、ウチら何で遥のこといじめてるんだっけ?」
「はぁ~?今さら~?それは真奈美が"何かアイツ最近調子に乗ってるから忠告してあげよーよ"って言ったからっしょ?」
「あ、そっか。今思い出したわ~。そのときの真奈美の悪の微笑みも。」
「あの笑い方は超こわいよね!逆らったら何されるか分かんないし。」
「だから、いじめるのも手伝ってあげてるんだよね~。」
「だね~。」