「えええ!!

大丈夫じゃないです!!」

「慌てすぎ」

はは…と瀬川君が笑う


「だだだ

だっていつもテレビで
見てる人がこんな近くに
いたら

びっくりします!!」


「いつも見てくれてるんだね

ありがとう」


爽やかに瀬川君が笑う


うわぁ



…本物



「で

誰を探してたの?」


ぽーっと瀬川君に
みとれている私に
もう一度聞く


「えと


母親を…


「あら

美姫!
こんなとこにいたの?
探してたのよ?」

「白雪さん

お久しぶりです」


そう言って瀬川君が
頭を下げる


ん?



どゆ事?


知り合い?