お嬢様は俺に気付く事なく
相変わらず綺麗な寝顔で眠っている




その姿は


まるで


王子様のキスを待つ
眠り姫のようで



お嬢様の寝顔を
惜しみながらも


「行ってきます」と
小さく言って家を出る








眠り姫が7時に目覚める前に
(どうか王子様が現れませんように)